GB250 クラブマン クルマ・バイク

エンジン オーバーホール その3 GB250クラブマン

カムシャフトの次は、ロッカーアームを外します。

 

がしかし、ここでまた問題発生。ロッカーアームシャフトが硬くて外れない。

片方はなんとか外せましたが、もう片方がうまくいかない。どうやらシール材が塗ってあるらしく、それが硬化して固着してしまったようです。そこでレンチに鉄パイプを差し込んでモーメントを稼ぐ作戦を試したところ「お!緩んだっ!」…と思いきや、ボルトが舐めてしまいました。

 

やばい!案の定この部品は廃盤。ヤフオクにも出てない…幸いe-bayで中古が有ったので即決。部品が手配できたので、これで安心してボルトの救出を試みます。

ラスペネを吹きつつ作業はしていましたが、シール材の影響で浸透していないようです。ラジオペンチやプライヤーでこじってもびくともしません。

 

ならばと次はポンチを当てて、緩む方向にハンマーでインパクトを与える作戦に変更、しかしボルトの頭に傷が増えるばかりで全く緩む気配がありません。

タガネやマイナスドライバーを打ち込んでも回せず、バーナーであぶっても、凍結ルブで冷やしてもダメ。アタックハンマーでもびくともしません。

ここで改めて外れた方のボルトを見るとシール材が塗布されています。(サービスマニュアルにもシール材を塗れと記載されている)

ここまで施工してもダメということは、おそらく軸力よりもこのシール材の固着のほうが寄与度が高いのでしょう。とすると頭を飛ばしてもダメかもしれません。

 

とはいえこのシャフトが外れなくてもヘッドは外すことができるので、この作業はいったん放置してヘッドを分離し、

溶接機を持っている先輩にナット溶接をお願いしました。←10/13時点でここまで。

翌日、昼頃LINEの画像が送られてきました。

外れたーーーーー!

ボルト頭にメッキがついていてちゃんと溶接できないんじゃないかと思いましたが、大丈夫でした。もちろんサンダーで削り飛ばしておりますが、それでも若干残ると思いましたが杞憂でした。むしろデカいナットの方がよく溶け込んで溶接強度的にはプラスなのかもしれません。

幸いヘッドにも熱は入ってないようで、先輩曰くこのまま使えるとのこと。でもせっかくe-bayで手配したし、このボルトは思い出に取っておくことにします笑

一時期、外れないからこのままにしておこうとも思っておりましたが、やっぱり気持ちが悪い。このボルトが外れたことで、精神的にもレストアのモチベーションがさらに高まりました!

 

 

 

 

 

 

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