とある休日。庭で芝刈りしていたら、「にんじゃさーん」と声が掛かり、誰かと思ったら、お向かいのご主人でした。
「ちょっと、助けてくれないかなぁ?」ということで、何事かと思い、仔細を聞いてみると、どうやらクルマが動かなくなったらしい。
2週間ぶりに乗ろうとしたらウンともスンともしないのだそうです。
私がしょっちゅうガレージでクルマ弄りやら、工作やらをしていることは、ご主人もご承知で、助けを求めて来たわけです。コレは役に立たねば!
早速、調べてみると、案の定バッテリー上がりみたい。
集中ドアロックは効かないし、電気も付かず。割と新しいクラウンなので、イグニッションが入らないと使えないシステムなのかとも思いましたが、ホーンを押したら、辛うじて鳴る程度にまで弱ってしまってました。
一応、これでバッテリー上がりは確実ですが、念のため取説を読んで、トラブルシューティングしてみましたが、どうやら間違いなさそう。
と、いうわけでジャンプスタートすべく、フードを開けたところ、物凄い違和感が…
これ…ハイブリッドだよね??
ハイブリッドは駆動用バッテリーと補機バッテリーは別のはず。通常一眼見てわかるような位置にあるはずなので、サービス性を考慮すると、このカバー類を取り外すのは間違っている気がします。
ということで、再度取説を読んでみると…
なんと、リアにバッテリーは配置されているわけですね!うちのM3と一緒なことに少し驚きました。
場所がわかればあとは、簡単!
カングーを引っ張って来て、いざ充電です!
エンジン掛けて、5分ほど充電した後、クラウンのパワースイッチを起動させてみると、案の定システムが起動してくれました!!
エンジンも掛かって、充電もしたようですが、わりとすぐにアイドリングストップしてしまうのが、気になります。
ここは、起動しているうちにさっさとディーラーへ駆け込むべきですが、ご主人は80歳を超えており、最近は運転する機会も減ってしまったようなので、もし道中またトラブった場合に安全に車を止められるかちょっと心配。
ただバッテリー充電しただけですが、所詮素人の私が触った以上、悩みは尽きません。ご主人も是非付き添って貰いたいとのことでしたので、担当のディーラーまで運転してあげることにしました。
道中まで10km程度でしたが、問題なく到着!
早速診てもらった所、当初の見立て通りバッテリーチェッカーで問題が生じたとのこと。
問題は"どうしてバッテリーが上がってしまったのか?"という事ですが、ご主人曰くライトを付けっぱなしで離れると警告が鳴る仕様なので、それは考えづらいとのこと。
前回のバッテリー交換歴を調べてもらうと3年前。寿命としては打倒なところかもしれませんが、私のM3もバッテリーは3年目だし、そこまで乗ってないことを考えると、少し違和感があるのも事実。
ディーラー曰く、クラウンはストロングハイブリッドなのでエンジンの出番が少ない(距離が短く、エコ運転)と余計に補給バッテリーの充電コンディション的にはキツくなってしまうのだそうです。
制御でなんとかならないのか?とも思いますが、常に燃費重視のセッティングなのでしょう。世界のトヨタでもこんなものか、と少し拍子抜けです。
というわけでバッテリー交換で済みそうですが、あいにくディーラーに在庫が無いそうなので、この日は代車で帰宅し、後日改めて引き取りに行くことになりました。
ただバッテリー繋いだだけではありますが、偉い感謝されて、かえって恐縮なくらいでしたが、ご近所のお役に立てて良かったです。
オマケ
後日、奥様からお礼にメロンを頂いてしまいました。
今シーズン初メロン、美味しゅうございました。