カングーのリアブレーキローターが限界摩耗に近かったので交換します。
走行距離7万kmでの交換。 フロントは5万kmを迎えた初回車検時に前後パッドと共に交換済み。寿命としては、まあ順当でしょうか。
写真には写せてませんが、まずはリアのトーションビーム中央にジャッキを当てて、リアのジャッキポイントに”馬かけ”で整備体制を整えます。
タイヤを外してキャリパーベースの18mmボルトを外し、キャリパーブラケットを15mmの薄口スパナと13mmソケットで緩めます。
そうそう、馬かけるまで、フランス車であることをすっかり忘れていて、18mm,16mmのメガネを慌ててアストロに買い出しに行きました。
日産アライアンス組んで久しいですが、このようなボルト類の共用化は難しいんでしょうね。
15mmは自転車用のハブスパナで代用。13mmは手伝ってもらった先輩が持っていたので事なきを得ました。
それにしても18mmボルトは締め付けが硬く、外すのに一苦労。45mmメガネでは力が入れずらいので本当はストレートがベストですが、18mmのストレートはなかなか取り扱っているお店なさそうです。
先輩は難なく外せていましたが、そこはやはり経験の差+パワーの差。自分は、まだまだスキル不足ですね…
んで、ここまで来て外れるかと思いきや、以前パッドがディスクを挟んでいて、一向に動かない…
ボルトは緩んでいるのに、ブラケットもびくともしません。
色々調べてみると、どうやらヒルスタートアシストが機能しっぱなしになっている様子。
ガレージ入庫時の入り口スロープで作動してしまったようです。
解除ボタンはなく、すでに馬がかかっている状態でクラッチをつなげるわけにもいかず、色々調べてみると、どうやらマスターバックから伸びているコネクターを外すと、解除?出来るようです
これを外すと、確かにパッドが緩んで外れました。ただ、もしかしたら外そうとキャリパーをこじってる間に、すり減り量が少ないローターの最外周部に引っかかって、噛み込んでしまったかもしれないので何とも言えませんね…
一連の作業をするまでは、ここまで苦労するとは思っておらず、まさかこんな試練があるとは…やはり実際に自分でやってみないとわからないものです…
取り外したブレーキローター。たしかに段付きになっていて、使い込んだ感じです。
お疲れさまでした。
今回はこちらのブレーキbreniというブランドのモノ。
初めて知りましたが、日本の会社で輸入車向けのローターとパッドを開発しているニッチなブランドです。
取り付けた図。まあ可もなく不可もなくです。
カングーはリアローターだけ、ベアリング一体形式。
変な形式ですが、とりあえずポン付けで付いちゃいます。
後はキャリパーピストンを戻して、組付けて完成!効き具合はリアだけなので、そこまで大差なく違和感なく。
ブレーキフィールも変化せず。効き具合は良いのですが、あいかわらず、踏み足さないと一定減速ができないフィールは好みではありません。
私の好みは一定踏力で一定減速出来るタイプが好きなのですが、ディクセルの低ダストタイプに変更すると、そのようになってくれるんだとか。
次のパッド交換のタイミングで変えてみるか…
少し苦労しましたが、次のキャンプは峠越えが待っているので、これで一安心。無事に交換出来て良かったです。