E46 M3 クルマ・バイク

愛車紹介 その2 BMW E46 M3

前回記事にした私の愛車紹介に関して、もう少し深堀りした記事。私の愛車の好きなところ、嫌いなところをまとめてみました。

~好きなところ~

【デザイン】

なんといってもデザイン。なんでもそうですが、見た目は大事です。

見た目には大きく3つあって、外観と内装、そしてエンジンルームです。外観は前後に張り出したブリスターフェンダーと、サイドのシャークフィン。

ただし、このシャークフィン。買って気づいたのですが、エンジンルームとはつながっていないのでフェイクなんですね。少しがっかり。

内装はセンターコンソールが運転席側に向いていて、ちっちゃなボタンが散りばめられている感じが好きです。

BMWは当時のカタログで人間工学に基づいたデザインと豪語しておりますが、今となっては使いづらい。まあ慣れてしまえば良いのですけど。

しかし、このスイッチの強さとか、押したときの、パチツパチッという音が気に入っています。最近のクルマに多いタッチパネルの感覚にはないものですね。

さらに極めつけはこのエンジンルーム。

真ん中にどっしり構えた6連スロットルの目立たせ方が絶妙で、カリッカリなチューニングエンジンのような

いやらしさがなく、でも只者ではない感じが好きで、特にこの管楽器のようなアイドルコントロールのデリバリーパイプがお気に入りポイントです。

外装、内装、エンジンルームのすべてが好きな車、実は少ないんですよね。

 

【実用性】

個人的にクルマは実用性がなければ意味がないと思っております。なのでミドシップや後席が狭いクーペにはあまり興味がありません。

1泊2日2人で旅行ができる程度の積載性は欲しいと思っています。そこまで人馬一体感を持ちたい!と思うのであればバイクを選びます。

で、そんなお前が、なんでクーペに乗ってんだよという話になりますが、E46 M3は思ったより実用性がある車だからなんです。

クーペの弱点であるリアの室内空間なんですが下手な軽自動車よりよっぽど後席が広いです。リアのピラーも急激に落ちるデザインではないため、頭上空間もそこまで窮屈に感じません。

リア席はほとんど使わないのですが、いざという時に大人が二人普通に乗れます。少し苦労をするのは乗り降りの時だけです。トランクスルーなのもうれしいポイントです。

私のクルマは現在2歳の長男と8か月の娘を乗せる場合があるので、チャイルドシート常設です。

ファミリーカーとして使おうと思えば使えるのです。

意外だったのは燃費です。普通に走っていて大体9km/Lくらい。排気量が大きくなったのと、もともと燃費に振った設計ではないと思っていたので燃費は期待しておりませんでしたが、

E39 530iの時は8.5km/Lだったので、これもうれしい誤算です。

 

【希少性】

直列6気筒NA FRというパッケージです。昨今の燃費規制、衝突安全性を守るためには、このようなパッケージングでは成立できない、と考えると凄く希少性を感じました。(これが購入の一番の決め手だったかも)

たまたま、仕事の関係でMモデルの開発責任者と色々話をする機会があったのですが、「駆け抜ける喜びを得たいのであれば、それは6気筒NAがベストだと思うけど、今の要件では作れないよね。」と言っていたのが印象的でした。

そう。もう二度とこのような車は世の中には出ないのです。この時代のクルマ全般に言えるのですが、一番”走り”と”便利さ”をバランスよく訴求できていた時期なのではないでしょうか。

この時代より古いとABSやTCSやエアバッグ等の安全装備が無いし、これより新しい世代のクルマはボディーサイズも大きく、音声認識機能やセンターコンソールの統合制御ボタン等、便利ではありますが、走りには余計なものがついて来てしまいます。

最近のクルマは周辺技術の進歩が目覚ましすぎて、純粋に”走る””曲がる””止まる”を訴求できなくなってきてしまったし、それだけ訴求しても、売れない時代になってきました。

 

~嫌いなところ~

【エンジン音】

嫌いというほどではないのですが、じつはエンジン音はそこまで好きではありません。

S54は若干シルキーさに欠けるなと思っております。少しパンチが効きすぎて、振動も結構感じます。

もちろん高回転までよどみなく回ってはくれるのですが、レスポンスが良すぎて、すぐシフトアップしなければならないので余韻に浸れないのです。

あくまでも速く走るためのエンジンです。

以前乗っていたE39 530iについていたM54エンジンのほうが音が上品で高揚感を味わうことができます。

あれこそ、シルキーシックスだと個人的には思っております。

 

【ヒールアンドトゥがしづらい】

E46 M3には2つの走行モードがあって、Sportsモードのスイッチを押すと、車のレスポンスが良くなり、文字通りスポーツ走行が楽しめるのですが、このボタンを押さないと、シフトダウンの際にヒールアンドトゥがしづらく、ぎくしゃくしてしまいます。Sportsモードデフォルトのセッティングなのかよくわかりませんが、このモードだと少し煽るだけで合わせられるので少しラフでもきれいにシフトダウンしてくれますが、ノーマルモードだと煽り量を繊細にコントロールしないと、うまくつながってくれないのです。もちろん腕の問題もあるのでしょうが、アクセルペダルがもう少し手前にあると良いなあといつも思います。

 

 

【乗り心地】

今のクルマにはAragostaの車高調が入っているのですが、とにかく硬いです。サーキットに行くわけではないので、いらない装備なのですが、純正車高より低くおさまって見た目は最高なので、このままにしております。

以前純正足のM3に乗ったことがあるのですが、すこぶる良くて感心しました。乗り心地が良くて見た目が良い車高調ってないものでしょうか?やはりエアサスしかないのか・・・

 

 

 

 

 

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