今日は私の好きなBMWについて記事にしてみたいと思います。
いま所有しているBMW E46 M3も好きなのですが、基本的にこの世代とこれより少し古い型が好みです。これより新しい型式のものはキドニーグリルが大き過ぎだと感じます。最近のモデルになればなるほど巨大化していますが、一体どこまで成長するのでしょうか。
話がそれましたので、元に戻します。
・E34 M5
私の中の”The BMW”です。この四角いフォルムと、一見何の変哲もない見た目と裏腹に、ものすごいパワーを秘めている、まさに羊の皮をかぶった狼スタイルが大好きです。きっかけは、この映画の1シーン。
当時中学生の時にレンタルビデオで観て衝撃を受けました。
RONINですね。私はこの映画でロバート・デ・ニーロを知りました。
M1からシリンダーブロックを受け継いでいるという点もロマンがありますよね。スペック的にも今の基準からすると十分すぎるほどのパワーも持っているし、電子制御サス、前後異形タイヤ,デュアルAC,パワーシート等今でも一部オプションになってしまうような装備が標準でついています。
とあれこれ語ってみたけれども、実際に乗ったことはなく、あくまでも”憧れ”
じつは日本国内でも見かけたことすらあまりなく、実車を間近で見ることができたのは、つい最近の、2018年このこと。しかも日本ではなくドイツです。
この写真はデュッセルドルフのオークション会場で見かけた個体ですが、値段は忘れてしまいましたが、意外に手が届かないことも無いかな?と思ったことを記憶しております。もちろん日本に持ち帰るとそれなりに費用がかさむだろうし、ボディーを見る限り、あちこち傷は見受けられたので、路上復帰にはいろいろ追加でメンテナンスしなければならないのかもしれません。しかしドイツ本国では、まだこのくらいの値段で買うことが出来るというのは意外でした。セダンであれば家族全員乗れるし、どこへ行こうと恥ずかしくありません。見た目も普通でいやらしさもない。だけど中身はモンスター。FRのNA直6MTセダン。私にとって究極のパッケージといえます。いつかは乗ってみたい一台です。
・E39 530i M-Sports
前の愛車です。2017年まで乗っておりました。特にこのM54エンジンは最もシルキーシックスを味わえることの出来るユニットだと個人的に思っております。その前の愛車が525iの前期型で、これといったトラブルもなく、調子の良い個体だったのですが、パワー不足を感じ、この530iに乗り換えました。
元々この車が大好きで、当時中学生ではありましたが親父について行ってディーラーで試乗に同行したことは今でもはっきり覚えております。あの時のエンジンサウンドが私のカーライフの出発点だったかもしれません。当時モデル末期だったこともあり、親父は結局別のブランドの新型車を購入してしまいましたが、私はあの時の体験が忘れられず、約10年後に購入に踏み切ったわけであります。
ちょっとした街中で、あまり飛ばさずとも、このエンジン音はしっかり室内に入ってきて、信号を曲がって普通に加速するだけで常に高揚感を得ることができます。しかも高速ではE46より安定していて、ゆったりと乗ることも出来るし、その気になれば、ちょっとしたワインディング走行も楽しめる、とてもバランスの良いサルーンでした。
見た目も砲弾型サイドミラーではないだけで、M5とほとんど変わらず、かつそのエアロも控えめで、とても気に入っておりましたが、当時国内にはM5以外は全てAT車。M5の購入や、530iのMT化も考えましたが、当時そこまでのDIY熱もなく、プロに依頼する伝手もなく…けれども"操る楽しさ"がどうしても欲しくて、縁あってE46 M3の6MTモデルに乗り換えました。今の愛車もとても気に入っているのですが、時々未練を感じてしまう1台です。
E34はおろか、最近はE39も街で見かけることが少なくなってきましたね。