GB250 クラブマン クルマ・バイク

エンジン オーバーホール その5 GB250クラブマン

前回の続きです。

 

シリンダーガスケットが固着して外れなかったので、カッターを入れたり、プラハンで衝撃を加えながら少しずつはがしていって、ようやくピストンと対面することが出来ました。

ピストンを見た感じは、上部壁面に少しカーボンの堆積がありましたが、全体としてはきれいです。

シリンダーもきれいでした。

ピストンピンを抜いてコンロッドと分離して、こいつは後で洗浄します。

 

そして次はクラッチ。ここのクランクケースのボルトは舐めることもなく簡単に外れてくれました。

続いてスプリングとスプリングプレートを外します。コツは対角上に少しずつ緩めること。1点ずつ抜いていくと、スプリングの反力が強すぎて、ボルトに局所的な力が加わり、最悪の場合折れてしまうので注意です。

それと回り止めも必要です。今回はクラッチハウジングのとなりのギアにちょうど良さげなナットがあったので、それにメガネをかけて回り止めしました。

 

ここまで外れたら次は難関、クラッチロックナット。まず27mmなんてデカいソケット持ってないし、しかもコレ、カシメナットです。

さてどうするか…

 

10/17更新↓

以前、ロッカーアームシャフトを溶接ナットで外してもらった先輩の家に駆けこみ、インパクトで外しました。瞬殺でした。

分解後の写真を撮り忘れましたが、5枚とも正常。変摩耗等もなし。試乗時にも問題なかったので、そのまま継続使用することにします。

これで予定していた機関系のバラし工程はすべて終了。

予定していたガスケット類の部品にロッカーアームシャフトとヘッドのボルトの追加購入が必要でしたが、クラッチディスク代が浮いたのでまあ、良しとします。

↓11/9更新

最後にトルクレンチで規定トルクまで締め上げたいと思い、ユニバーサルホルダーで回り止めしつつ、締めこもうとした瞬間、バキッと嫌な音が…

やっちまった、ホルダーで押さえていたクラッチスプリングプレッシャーのボルト穴がボッキり逝きました。

考えてみれば、最初にインパクトで締めこんだ時、クラッチロックナットがカシメ溝にちょうど良い具合に一致していたので、

規定トルクに近いところで締まってくれていたんじゃないかと。

余計なことしなければよかったと激しく後悔。

 

新品はもちろんディスコンなので、慌ててヤフオクで中古品を検索すると、割とすぐに見つけることが出来ました。

左が破壊品(左下のボルトが破損)、右が初期型の中古品。アッセンブリー品でしたが、5000円。良い勉強代となりました泣

GB250は金属パーツはほとんどディスコンですが、中古品は探せばまだあります。

パッキン類はまだ新品がHondaから手に入るので、いじり易い部類なんでしょうね。

 

数日後到着したので、クラッチディスクとプレートを移植してロックナットを締めこみます。再度インパクトでちょうどよいところで締めこんで、マイナスで鉸めて、ここで終わりにします。鉸めてあるので緩むことはないでしょう。。。と信じたい。

次はひたすら分解と洗浄作業です。

 

 

 

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