先日のテストライドから帰宅し、改めてバイクを見ると、とんでもないことが起こっていました。
ナンバーステーがもげておりました。これがツーリング先だったらと思うと本当に怖い。不運でしたがテストライドして不具合を洗い出すことができてよかった!と考えた方が良さそうです。
ここはループフレーム加工をしたときにステーを溶接で取り付けて、そのステーにナンバーステーを取り付けておりましたが、振動のせいで疲労破壊してしまいました。
破面を観察するに、溶接部ではなくステー自体が破壊しておりますが、ステー単体でこの程度の振動でちぎれてしまうとは考えにくい…
ここは溶接するのが難しく、何回かトライをしてやっと溶接できたのですが、その際にステーに過度に熱が入り、母材が脆化してしまったのかもしれません。
部品が脱落しなかったのはラッキーでした。危ないので、カッコは悪くなってしまいますが、溶接ではなく、ボルト止めに変更する必要があります。
まずはループに残っていたステーの残骸を取り外すべく、溶接ビードをリューターで切断し、救出。誤ってループフレームを切断しないよう慎重に。
無事外れました↓
そして残ったビードはこれまたリューターで削ってならします↓
次にループのパイプにステーをボルト止めするために、穴を開けます。
パイプに狙った個所に確実に穴あけをするためには、このハンドルパイプガイドを使います。
下右写真のように両端ボルト止めして、中央から穴を開けます。この中央の穴がガイドの役割を果たしてくれるので、ズレることなく、まっすぐな穴をあけることができるわけです。
ハンドルにスイッチを追加したり、配線を通すために穴あけする際に使うものだそうですが、パイプであれば応用が利きます。
これを用いて確実に穴を開けたら、ナンバーステーを再度組付け。いい感じにつきました。今度は外れないことを祈るばかりです。