GB250 クラブマン クルマ・バイク

エンジン オーバーホール その11 GB250クラブマン

その10でレストア完了したはずのクラブマンですが、完成して数日後のある日、近所を少しばかり走ったあと、ふとエンジンを見てみると

左クランクケースにオイルがついている!?たどってみるとロッカーアームシャフトのボルトから漏れ出ています。

 

ここの漏れは前から気づいてはいて、試しに液ガスで封じ込めを試みたものの改善されず。(そりゃそうか笑)

原因には心当たりがあります。分解の際に、このボルトは固着が激しく、最終的にナットを溶接してもらって、やっとここさ外してもらった因縁の箇所…

 

取り付けの際は“ねじシール材を塗布せよ”とサービスマニュアルに記載されているのですが、固着を恐れて“あえて塗らなかった”&銅ワッシャーを再使用したのが漏れの原因です。

やはりマニュアル通りやらないといけませんね。

 

で、さっそく純正銅ワッシャーと耐熱ネジシール材をバイク屋さんで手配。

腰上作業なのでエンジンオイルは抜かずに作業します。ヘッドカバーを外して、カムシャフトを外さにゃならんかと思いきや、クランクを回して、タイミングよくカムがロッカーアームを押さない位置に合わせてあげれば、外すことなく、ロッカーアームシャフトを外すことが出来そうです。

(写真を撮り忘れたので、エンジン全バラ時の写真をアップ。カムがロッカーアームにあたっていなければ、シャフトがフリーなので、ボルトがスムーズに抜けるわけです。)

なので、作業は簡単。カムシャフトを外すと後で、位置合わせやら、タペット調整やらの手間があるので楽できました。

 

 

そして問題のロッカーアームシャフトボルトにねじシール材を塗布、新品の銅ワッシャーを取り付けて再度組付け。あとはカバーを元に戻して作業終了。

翌朝軽く走って、漏れていないか確認してみると…うーんやはり片側(ナット溶接で外した)の方は滲んでるなあ。

これ以上はやりようが無いし、適正トルク以上の力で締めこむのも気が引けます。

あくまでも滲みレベルなので、今回はこれで放置という結論に…後でまた何かひらめいたら対策することにします。

21年3月18日更新

ダメもとで再度シール材を塗布しなおしたら、漏れが止まりました。シール材が足りなかったか。ひとまず安心です。

 

 

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